ここ数年で、働く環境が大きく変わりましたね。
パソコンひとつで、家にいても会議に参加できたり、授業を受けることができたり。
資格の勉強などもオンラインで受講できたり。
それに応じて住む場所の選択肢も増え、都会から離れて地方に暮らす移住者も増えています。
SNSも普及し、自宅にいてもさまざまな情報が手に入るようになり、いつでも外と繋がる手段がある現代。
「こどもが家にいて働くことができない」
「預け先がないから仕事ができない」
「家事育児と両立できる仕事がない」
いろんな悩みを持って社会にでることをあきらめていた専業主婦にとって、
今は、自宅でもできる在宅仕事が増えているように感じます。
このブログでは、
【専業主婦でweb業界なんて未経験だった私が、なぜ在宅仕事にwebデザイナーを選んだのか】をお話ししようと思います。
働き方に悩むアナタのパワーになったら幸いです。
専業主婦が仕事を始めようと思った理由
結婚してからはずっと、専業主婦で2児の母をしていました。
こどもを二人授かることが出来たので、「そのうち私も働かないとあかんな」と経済的な面で思っていましたが、長女5歳・次女半年のある時。
旦那が体調を大きく崩しました。
旦那がそんなことになるなんて全く思っていなくて、とても動揺しました。
まだこどもも小さいし、収入がなくなってしまうとどうしたらいいのだろう。
まだまだお金はかかる。たくさん貯金があるわけでもない。
今後は私も、生きていくために働かないとだめだなぁ。
きっかけは、『生活のため、こどもの将来のため、少しでもお金を稼ぎたくて』でした。
そこから、働くためにはどうしたらいいか考えていきました。
なぜ、在宅の仕事を選んだのか?
資格があれば仕事に困らないと思ったけど、自分が健康なことが大前提だと気づいた
「お金を稼ごう!」と決めた後は、まず自分の資格でできる分野を考えてみました。
私は、看護師・助産師・保健師(未経験)の資格を持っています。この時期はコロナがかなり広まっている時期で、医療従事者や保健師が不足している時期でもありました。
でも、
- 以前体調を崩した経験があり、今回もつい無理をしてしまうかもしれない(というか、この状況だと無理するに決まってる)
- この忙しい時期、久しぶりに看護師の仕事をして、保育園の送り迎えして、帰ってきて一人で家事育児ができる?
いまの私には、家族のケアと仕事を両立していける良いイメージが浮かびませんでした。
看護師の仕事を、今は楽しめない。私も体調を崩しかねない。
そう感じたので、病院で働く選択肢はなくなりました。
現状を考えてでてきた、『在宅』という選択肢
そして、もう一度【どんな仕事ならできるか?】と考え、
保育園を探すのは労力もいる。
いっそ自宅で家族を見守りながら働くことはできないかな?
医療従事者以外ならどれも初めての仕事やし、絶対外で働かなきゃいけないこともないし…
と考え、「専業主婦 在宅 仕事」で検索をして仕事を探すことにしました。
このようなことがあって、私は働く場所を『家』に決めたのでした。
なぜ未経験のwebデザイナーだったのか?
在宅仕事について調べましたが、
単価が安くて回数をこなすものが多いな。
ハンドメイドを売れるほどの腕はないし。。。
回数をこなす在宅仕事は、まだ授乳を頻繁にしていた生後半年の次女を家でみる環境にはちょっと合わないなと思っていた時、
instagramのママスペさんのページにが目に留まりました。
ママスペさんのインスタは、かわいい子供の癒し動画や、ママ向けにいろんな情報を発信してくれているもので、フォローしてはよく見ていました。
そこの広告で、
『先着20名!ママ専用webデザイン講座』
というものを見つけたのです。
webデザイン?
なんやそれ、私みたいな初心者じゃあかんのやろ?
と思っていたら、
- 1か月でwebデザインの知識が身に付く
- 初心者で受講した人でも現在案件受注している人がいる
- 自分の好きな時間に勉強できる
- 24時間質問OK
- 費用の分割手数料なし
わたしはもともと絵をかくのが好きで、イラストやデザインの仕事にも憧れていました。
「webデザインってどんなん?」と調べてみると、ホームページやネットの広告などを制作するお仕事とのこと。
カフェや家具屋さん、美容院などのおしゃれなホームページをみることが好きだった私は、
「おもしろそう!」「これなら楽しめるかもしれない!」と思い、受講を決断しました。
受講費やPCも購入せねばならなかったので初期費用は相当掛かりましたが、
「お金を使うことで、わたしも腹くくれる!」と気合が入り、めげずに最後まで食らいつくことが出来ました。
学生時代、学年主任の先生が、教師になりたくて何度も何度も採用試験を受けた話を聞かせてくれたことがありました。詳細は覚えていないのですが、年齢制限ギリギリまで毎年採用試験を受けていた、という話でした。
「やりたいことにトライできそうな環境なら、あきらめずにやってみてほしい。後悔のないように」と話してくれました。
その話を聞いてからは、やりたい!と思ったことはとりあえずやってみようという気持ちで進んできました。
なので今回も、在宅仕事でも興味が沸いた『webデザイナー』という仕事に挑戦してみよう!と思えたのでした(でも、本当にお金がなくなってきたときだったので、よくこの決断を旦那はOKしたなと思います笑)。
一歩踏み出した今と、これからについて
webデザイン講座を受講したときは、次女はまだ夜中の授乳が2回ほどあった時期で、授乳終わりに童画を見ては課題をし、昼寝時間にすかさずパソコンを開くという、なかなかハードな日々でした。
今もマーケティング講座を学んでいて、家事育児にデザインの仕事が少しと講座の勉強。
毎日あっという間に時間が過ぎていきます。
自分にやさしくしながら時間を作ることは今後も課題だなとは思いますが、
やりたいことが少しずつでも実現できて、今はとても楽しく過ごしています。
【ママでない私】の世界で、私だけの表現ができ、つくったホームページが世に残ることもとても感動していて、このwebデザイナーという仕事は私の大切な一部になっています。
まだまだ満足のいくところにはたどり着いていませんが、このまま在宅仕事を軌道に乗せ、少しでも誰かのお役にたてたらいいなと思います。